棚卸ししないでくれ

棚卸しが結構厄介だなぁ

 

棚卸ししなければ良いんじゃない?

って思いませんでしたか?

 

まぁそういうわけにはいかないですが。笑

 

今回は棚卸しについて

基礎の知識と解き方について解説していきます!

 

例を出して行くと

チョコレートを仕入れて

販売をしていました。

月末帳簿有高が30個なのに

実地棚卸数量が24個でした。

商品単価は@100円です。

 

何故6個減ったのか。

それは理由はいろいろですが、

賞味期限で廃棄、紛失した、万引き

客や店員のミスで商品として出せなくなって廃棄

などがあります。

 

つまりその減ってしまった分

棚卸減耗損(費用)として処理し、

繰越商品から減らさなければいけません。

 

棚卸減耗損の計算はこうなります。

 

棚卸減耗損=

原価×(月末帳簿有高−実地棚卸数量)

 

仕入れたものが丸々6個無くなったわけなので

 

600円の棚卸減耗損と繰越商品が600円減少

となります!

 

次に商品評価損について!

商品評価損とは

仕入れた時と期末の時で原価が下がっていたら

下がった分を商品評価損として計上することです!

 

例えば100円で仕入れた上の商品が

期末の商品の原価が90円になっていました。

 

となったらば一個あたり10円

商品の評価が落ちたことになります。

 

ですから

今残っている分実地棚卸数量

10円ずつ評価損を計上しましょう。

商品評価損を式にすると

 

商品評価損=

実地棚卸数量×(原価−正味売却価額)

 

となります!

 

実地棚卸数量月末帳簿有高どちらをかけるか?

がごちゃごちゃになってしまう事が多いので

注意しましょう!

 

これを間違えない方法としては

棚卸減耗損を計算してから

商品評価損を計算すると良いです!

 

なぜなら

棚卸減耗損は

月末帳簿有高から実地棚卸数量を引いたものなので

無くなった分を損として処理した後に

 

今、実際にある実地棚卸数量に対して

原価と正味売却価額を比べて評価が下がった分だけ

掛け算して評価損を出してあげれば良いからです。

 

そうするとなんで

ここはこれとこれを掛け算しているのか?

がわかるのではないかなと思います!

これであなたも棚卸しは怖くない!

 

是非この順番でやってみてください!

 

最後まで読んでいただき

ありがとうございました!