工業簿記初心者講座

2級になって初めて

 

『工業簿記』

 

というものに触れるわけですが、

最初でわからなくてなんだこれ!

ってなる方が結構いらっしゃいます!

 

2級の試験では

商業簿記はレベルが1段階上がるので

 

基礎中心の工業簿記でいかに点数が取れるか?

 

が大事だと言われます。

そんな工業簿記がよく分からないという方のために

 

今回はまず基礎の基礎を

覚えていきましょう!

 

 

以前も説明したのですが、

 

商業簿記はお店での商品売買業の簿記で

 

工業簿記は製造業(メーカー)における簿記

と言った形です。

 

工業簿記では

製造原価販売費一般管理費という項目があり

それをまとめて総原価といいます!

 

それでは

総原価の中の項目の中身を1つずつ見て行きます!

 

まずは製造原価

 

製造原価とは

何を使って製品を作ったかという視点から

材料費労務経費に分類出来ます。

 

例えば

机を作るのに必要な

 

木材やネジ、接着剤などの金額が材料費

作る人の賃金、給与が労務

そしてそれ以外の費用(電気代や水道代など)が経費

 

となります!

 

また製造ごとにかかった金額が明確かどうかから

製造原価を

製造直接費と製造間接費に分けることが出来ます!

 

木材など

いくらかかったか把握できるようなものは

製造直接費

 

電気や水道など

他のものを作る時にも使っていて

明確な費用が示せないものは間接製造費

と分類します。

 

労務費にも

 

製造する人は直接工 

 

経理などとして会社を運営して

間接的に関わる人を間接工 

 

と分類します!

 

しかし、最後の経費には4種類もあるんです!

支払経費月割経費測定経費発生経費です!

 

支払経費とは、外注加工賃や修繕費などがあります。

 

月割経費は一定期間の発生する費用を

月割計算してその次の経費とするもので

工場の減価償却費や賃借料などがあります。

 

測定経費とは電気代、水道代など測定した量を基に

その月の消費額とする経費のことです。

 

発生経費はその月の発生額を消費額とする経費

のことで、材料棚卸減耗損などがあります。

 

経費の中では外注加工賃のみある製品にかかった

明確な金額がわかるので直接経費

あとは全て間接経費です。

 

ここまで

総原価の中の3つの科目とさらにその中の

直接費、間接費という部分を説明していきました。

まずこの直接、間接

そこの考え方だけでも覚えてほしいです!

 

これがわかると

簿記2級の大枠がわかったかな?という感じです。

 

では次から工業簿記を学んでいきましょう!

 

最後まで読んでいただき

ありがとうございました!